【目から鱗が落ちる】腹が立つ相手に、言うことを聞かせる方法

嫌な事をしてくるあいつを、どうしたらいいの?
という質問を頂きました。

こんにちは、脳科学的に無意識の力を使って人間関係を解決する方法をお伝えしています。

東洋心理脳科学コーチの松本真宗です。

 

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人間関係では、これが一番多いストレスなのかもしれませんね。

なかなか、他人はこちらの期待している通りにしてくれないものです。
理不尽な事を言ってくる人もいれば、嫌味を言う人もいるし、
批判してきたり、攻撃してくる人もいる

仕事だったら、
上司が自分の事は棚に置いてあれこれ命令してくるとか、
部下がしっかりしていない、指示した事と違うことをしてくる。
パワハラ上司もいるし、やる気のない部下

家庭だったら、
言うことを聞かない子供のことが心配になったり、
家族を思いやらない自分勝手な夫、自己中でわがままな妻
自分の価値観を押し付けてくる親

 

近しい存在の言動ほど、癇に障ると言うか、鬱陶しく感じるものです。

では、どうしたらいいのか?なんですが、

まず、他人を自分の思い通りにしたいと望まない事なんです。
シンプルに言えば、期待しないことです。

人は相手を自分の思い通りにしたいと思うから、
思い通りに行かない相手に腹が立つのです。

こう言うと、「いやいや私は相手を思い通りにしようとなんかしてませんよ」
相手が間違ったことや、嫌なことしてくるので、腹が立つんですよ」
って反論してくる方がおられますが、

相手に間違った事をしないように、
嫌な事をしてこないようにしたい、
と思っているわけですから、
やっぱり、相手を思い通りにしたいと思っているわけです。

職場でも、家庭でも、恋愛でも、同じです。

自分の考えが正しくて、相手が間違っていると考えて、
自分の考えを、相手に当てはめようとした時、
そうならない現実に、腹が立つでしょう。

確かに、
あなたにとってあなたの考えが正しく、相手が間違っているとしても、
全く同じように、
相手にとっては相手の考えが正しくて、あなたの考えが間違っているのです。

人は生まれ育った環境と周りにいた人たちとの人間関係によって、
それぞれ全く違う体験をしています。

その体験から、それぞれ大きく違った価値観を持ちます。

人間の脳はとてもシンプルな作りになっていて、
過去の体験から入ってきた情報を元にして、
何をする事が合理的か、何をする事が適切なのか?を
考えだすだけなんです。

あなたが相手の考えを間違っていると、どんなに強く感じても、
あなたが100%正しくても、
相手にとっては相手の考えは正しいのです。

腹が立つ相手がいたとしたら、
思い通りにしたいと考えるのではなく、
相手の背景を理解することです。

相手が一体どんな価値観を背景にして、
そんな言動をするのか?

相手がそんな言動をするのは、相手にとって適切なのですから、

相手を間違っていると否定する前に、
まずは、
相手にとって、そう考えることが正しくて
大切なことだと認めることなんです。

あらゆる相手の行動を
「あなたにとって、そう考えることがあなたにとって正しくて、大切なんですね」と
受け入れるんです。

人間は誰だって、自分を認められたいと思っています。
人間は誰でも、尽きることのない承認欲求を持っています。
あなたが相手の価値観を認めたならば、
相手は嬉しく感じるでしょう。

そうすれば、
相手は安心して心を開くでしょう。

誰でも、自分を間違っていると批判されるのが嫌なんです。
あなたが批判されるのが嫌なように、
相手も批判されるのが嫌なんです。

自分の意見を正しいと言われれば嬉しいんです。
あなたが正しいと言われれば嬉しいように、
相手も正しいと言われると嬉しいんです。

腹が立つ相手がいたら、
相手の考えは、相手にとって正しくて大切であると認めることです。

ここで重要なのは、

あなたが、相手の考えが間違っていると思っていても大丈夫だと言うことです。
あなたにとって、相手の考えが間違っていても、
相手の考えは、相手にとって正しいと認めるだけでいいんです。

あなたが、相手の考えを正しいと思う必要がないと言うことです。

決して、自分の思う正しいことを相手にさせようと思わないこと、
相手を変えようとしないことです。

そうではなく、相手を正しいと認めれば、信頼関係ができれば、
相手はこちらの話を聞く姿勢ができていきます。

相手を間違っていると否定するよりも、
相手を正しいと認めた方が、
相手を変えることができる可能性が高まるんです。

もしかしたら、
あなたは「物事は正しくしなければならない」、
「間違っている相手を正さなければならない」、
と思うかもしれません。

いずれ、そのことについてお話ししますが、

一旦、その考えは横に置いておいて、
腹が立つのは、お互いの価値観が違うからであって、
まず相手の価値観を理解しようと受け入れてみてください。

夫婦喧嘩も戦争も起きる原理は同じで、
自分の意見が正しい、相手が間違っていると考えるからです。

例えば
Aと言う神様を信仰している人は、
「神Aは、もっとも力があり、慈悲深いのです」と言い

Bと言う神様を信仰している人は、
「神Bこそ、もっとも力があり、慈悲深いのです」と言います。

やがて、両方の人たちは、
相手の神よりも、我々の神の方が力があり、慈悲深いと言い張ります。

「いやいや、そんなことはない、我々の神の方が、あなたの神より凄いのです」と、
相手が信じている神を否定しあい、
自分が信じている神を否定されてしまう。

どんなに慈悲深い神を信仰していても
そりゃー、腹が立つことになります。

相手を許せなくなって、
もっとも慈悲深い神を信仰する者どうしで
やがて宗教戦争になります。

変ですよね。

もし平和でいたいなら、
もし言う事を聞いて欲しいなら、

「あなたにとって、あなたの神は素晴らしいんですね」
で、いいんじゃないでしょうか?

 

今日の「東洋心理脳科学の教え」は

相手に対して、腹が立つのは、相手が思い通りにならないからです。
ですが、相手の言動は、常に相手にとって正しい事なので、

腹が立つのを避けるには、
「相手がどうしてそんな行動をとるのか?」
その訳を理解する事が、1番の近道です。

でした。