脳科学による好印象な話し方テクニック

今回は、

「相手に覚えてもらいやすくする為に、印象に残るにはどうすればいいの?」

という質問をいただいております。

 

確かに

営業マンをしていたり、何か自分を売り込む必要があったり、

何かのチームの中で一目置かれて、発言力を高めたいなどなど、

チャンスを掴むためにも相手に覚えてもらう、

印象に残る事が大切な場合ってありますよね。

 

なので今日は、好印象な話し方で、相手の印象に残って、憶えてもらえる方法をお伝えします。

 

じゃあ、脳の仕組み上で、覚えると言うことは、どういうことなのか?

と言うと、

 

人間が生きている間じゅう、五感覚で捉えた刺激が、

どんどん脳に送られてきて、

たくさん、たくさん、膨大な情報が入ってきている状態です。

 

あんまりにも膨大な量の情報が入ってくるから、

まず、重要な情報じゃない限り、意識すらしないのです。

 

なので、相手に覚えてもらうためには、まず意識してもらう事、

相手に「その他大勢の一人」ではなく、「この人がいる」と、

存在を認知してもらう必要があります。

 

そこまでは、声をかけるなり、話をすれば、簡単にできるでしょう。

 

脳の中には記憶を司る「海馬」と言う器官があって、

海馬が認知した情報(あなたという人物)を重要な情報かどうかを判別しています。

 

そして、その後、

全ての情報は、「側頭葉」と言われる脳味噌の横の部分に、

送られて長期保存されるといわれています。

 

なので、側頭葉に送られる前に、あなたと言う人物の情報を

海馬に重要な情報だと判断してもらってから、側頭葉に送ってもらう。

 

この人の情報は重要だと言うタグづけしてもらって、側頭葉に送ってもらえば、

相手に覚えてもらえると言う事なんです。

 

 

じゃあ、どうやって、

あなたという人物の情報が、重要かどうか判断されるかと言うと、

 

まず海馬の先っぽについている「扁桃体」って言う感情を司る器官があるんです。

 

この扁桃体が活発に活動した時、つまり強い感情を感じていた時に、海馬は今入ってきてる情報は重要な情報だと判断するんですね。

 

なので、覚えてもらいたければ、相手の感情を動かせばいいんです。

 

 

例えば、出会った人に一目惚れしたとしましょう。

激しく強い感情を感じた訳です。

 

そしたら、その人の事を絶対忘れないですよね。

 

あるいは、出会って、その人をすごく嫌な奴だと感じても、

絶対に忘れないですよね。

 

覚えてもらうためには、

相手の感情を動かせるかどうかが鍵になるという事です。

 

 

 

では、まず、行動レベルで何をしたら

覚えてもらえるのかを上げると、

 

 

笑顔でいる事で、相手を安心させたり、楽しくさせる。

相手を褒めて嬉しくさせる。

などが、

いい印象を持ってもらう基本になるでしょうね。

 

普段からニコニコしてる人の方が、

誰にでもいい印象を与えるでしょうから、

相手の記憶に残り易いでしょう。

 

 

要は、相手の感情を動かせばいい訳ですから、

 

人とは違う事を言って驚かせたり。

 

予想を裏切って、ギャップを感じさせたり。

 

他とは違う個性をアピールするとか、

変わった事をしてみたり。

 

思わせぶりな態度で、謎があるように感じさせたり。

 

逆に難しい雰囲気を出して、警戒させたり。

 

例えば、

怖そうな印象を与える格好や喋り方をしておきながら、

優しい事をすると、

対比の法則が働いて、すごく優しく感じさせる事ができたりもします。

 

 

ただ、こう言った演出は、

意識的にやったり、作ってやったりすると、

 

1回目、2回目、誤魔化せても、3回目にはボロが出る。

バレてしまうし、

無理してニコニコしていると、しんどいですよね。

本当は思ってないのに、褒めるのもストレスです。

 

あくまでも本当の自分が思っている事をやらないと、

後々に困ったことになるでしょう。

 

本当に多くの人とは違う個性を持っていたら、

上手に伝えて、アピールするのは重要ですが、

 

そもそも、

驚かせたり、ギャップを感じさせるような個性がなければ、

相手にアピールできなかったりします。

 

アピールするために嘘をつくなんてもっての外です。

 

 

 

では、行動レベルで

相手に覚えてもらうために

誰でも無理なくできることを、

お伝えしますね。

 

それは、

 

自分をアピールしないことです。

 

 

 

自分の情報を伝えて、相手の感情を動かすのではなく、

相手の情報を受け取る事で、相手の感情を動かす事です。

 

 

人間は誰だって、自分を認められたいと思っています。

人間は誰でも、尽きることのない承認欲求を持っています。

 

 

なので、

相手が伝えたいことや、相手自身の事を、

しっかり受け取って、深く聞き込めば、

相手は、とても嬉しくなります。

 

自分のことを理解してくれた人を忘れたりしないですよね。

 

そしてこれは、誰でも、

スキルテクニックさえ身につければできる事です。

 

なので、今日は、

 

「初めて会ったばかりなのに、こんな事まで話してもいいのかしら?」

と、言われるようになるテクニックをお伝えしておきます。

 

簡単ではないですが、必ず効果があるので、

チャレンジしてくださいね。

 

 

まず、しっかり、

うなずいてください。

 

こんな簡単な事で、そんなに効果があるの?

って、思われるかもしれませんが、・・・

 

めちゃくちゃ、あります。

 

人って、対面すると、

相手を自立した立派な一人の人間だと

見てしまいがちじゃないでしょうか?

 

自分が聞いているそぶりを見せようが見せまいが、

目の前の人は自信を持って話していると

思いがちになったりしませんか?

 

ですが、人の心は移ろいやすく、信頼感は、はかないものです。

 

ちゃんと聞いてもらえているか?

自分が話していることは相手にとって、意味があるのか?

こんなことを話していいんだろうか?

喜んでもらえてるんだろうか?

 

とか、堂々と話していても、

 

心の中では、色々と、ザワザワするものではないでしょうか?

 

なので、黙っていても肯いて聞くだけで、

相手はすごく安心するんです。

 

人前でお話しをする仕事をしたら、よくわかります。

うなずいてくれる人が一人でもいれば、喋るのはずいぶん楽になります。

どうしても、うなずいてくてる人の方に、自然と顔が向いてしまうほどです。

 

そこで、さらに、「うんうん」、「あ〜」、「なるほど」なんて、

相槌を打った日には、相手は嬉しくなってしまうものなのです。

 

さらに、相手が言ったことを、「おうむ返し」してみてください。

 

相手はいよいよ、この人は私の話をしっかり聞いてくれていると感じて、

余計に話したくなってしまいます。

 

「おうむ返し」は、簡単じゃないかもしれませんが、

練習すれば誰でもできるスキルです。

 

明石家さんまさんは、バラエティー番組とかで会話を盛り上げる天才ですよね。

 

ちょっと古いですけど、恋のから騒ぎって言う番組で、

さんまさんは、ほぼ「おうむ返し」をずーっとやってるだけで、

どんどん会話を盛り上げている時期がありました。

 

ぜひ、やってみてくださいね。

 

 

今日の「東洋心理脳科学の教え」は

 

相手の感情を動かせば、あなたは重要度の高い情報になります。

自分をアピールするのもいいですが、

相手の話を興味深く聞いてみてください。

 

相手に覚えてもらう為の方法、行動レベル編でした。

 

 

読んで頂いて、ありがとうございました。