短時間で親しくなる方法 後編

前回の「短時間で親しくなる方法」の続きです。

 

こんにちは、脳科学的に無意識の力を使って人生を解決する方法をお伝えしています。

東洋心理脳科学コーチの松本真宗です。

 

前回は、
まず人間の脳と心の中には、

生命維持の欲求
種の繁栄の欲求
集団に帰属したい欲求
という

3つの大きな欲求が存在していて、

生命の維持のためには、
あなたが安全な存在であること、

種の繁栄のためには、
良い遺伝子を残したいので、
あなたが魅力的な異性であること、

集団に帰属すためには、
あなたが仲間であること、

が、求められるという話から、

 

自分の脅かす敵でない、同じ種類の生き物を、
安心・安全だと感じ、親しくなりやすい
という事をお伝えしました。

同じである・似ていることが、
生命の維持・種の繁栄・集団に属す上で、
最優先事項だということです。

では、今回の動画では、

どうやって、
同じである、似ている事を伝えるのか?
を、お伝えしたいと思いまします。

 

YouTubeで、聞き流すこともできます。
↓↓↓

 

以前にも、
「相手に覚えてもらいやすくする為に、印象に残るにはどうすればいいの?行動レベル編」
で、も少しお伝えしてますので、
そちらもチェックしておいて欲しいのですが、

 

まず、
見た目を似てる状態にしても仲間意識が高まります。

パーティや、冠婚葬祭も同じ格好をして
意識を同じ方向へ向かわせますよね。

チームは同じユニフォームを着ますし、
会社でも同じマークやロゴを使って、
集団への帰属意識を高めます。

同じ見た目、同じ行動をすることは、
安心させたり、仲間意識を高めるのに有効です。

 

コミュニケーション術でよく聞くのは

相手との共通項を、なるべく早く見つけて、
共通の話題で盛り上がろう。
というものです。

同じ出身地であるとか、
同じ出身校、同じクラブ活動
同じグループであるとか、
同じ家族構成
同じ職種、
同じ好きなもの
同じ苦手なもの
同じ趣向・こだわり
同じ価値観

などなど、です。

高校野球の応援も、
自分の出身地・出身校の応援から始まり、
自分の応援していた高校が負けたら、
勝ち抜いて残った高校の中から、
自分の出身地方の高校を応援し、

やがて、近い方を応援し、
西日本か東日本に分かれて応援する方を決めたり、
より近い方を好きになります。

 

無意識的に近い似ている境遇に、親近感を覚えます。

では、

普段の人間関係の中で、
より短時間に、より強く親しくなるには
どの事で、同じで似ていると伝えればいいのか?
です。

同じ誕生月、同じ出身地、同じ出身校、同じ職種は
条件、環境、であり、
自分の事というより自分の外側を意味しています。

確かに似た体験をしているという意味で、
わかり合いやすいかも知れませんが、

その場の盛り上がりにはいいですが
その事で、信頼感が生まれたり、
また会いたいと思うほどの深いつながりには、
なかなか至らないでしょう。

 

人間は本能的には、自分が一番大切で、
他人よりも自分に興味があります。

つまり、
同じである事を伝えるにも、
相手の外側(他人や環境)ではなく内面、

同じ環境や行動、能力ではなく、
同じ価値観・観念が同じだと
思ってもらう方が、

より親密度が高くなります。

 

さらに、
種の繁栄の欲求にあるように、
相手にとって魅力的な存在であるために、
自分の能力や個性を高める必要がありますが、

誰でもできる魅力的な存在になる方法は、
相手を喜ばせることです。

「他人ではなく、最も自分に興味がある」
という人間の本質からすれば、

自分の内面を認めてくれる人は、素晴らしい存在、
内面が同じだと、強い共感と、強い安心感を感じる味方になります。

 

同じ内面とは、
同じ趣向・こだわり
同じ考え
同じ価値観
など、です。

「私は、これこれこうだと思うんだよね」
と、話している相手に、
「あ、それ、わかる。私もそう思う」
って答えると、
当然相手は嬉しくなりますよね。

同じだから安心できて、
承認と共感を当ててくれる魅力
仲間として集団欲を満たしてくれる相手
いいうことになるでしょう。

でも、気をつけて欲しいのは
嘘をつくと良くないってことです。
後々、困ったことになるでしょう。

無理して内面が同じだと伝えるのは、
自分の精神衛生にも良くないし、
付き合ううちに、やりとりする情報が増えるほどに
嘘はバレてしまいます。

なので、
同じ内面を見つけるまで、
相手の話を深く聞き続ける事です。

 

以前に僕が教えてもらっていた心理学の先生が、
言っていたんですが、

相手が「〇〇教団に入りたいんですよ。」
と言ったとしたら、

「僕も〇〇教団に入りたいよ」と
言えばいいと教えていました。

この〇〇教団はテロ事件を起こしたりする組織です。

とてもじゃないですが、
「僕も〇〇教団に入りたいよ」なんて言いたくない。
言えない。

もしかしたら、誘われて、ややこしくなるかも知れない。

かと言って、相手の内面(思い)を、
いきなり否定したら、
今後の付き合いそのものがなくなってしまうでしょう。

そこは、質問したり、聞き続けると、
相手が、〇〇教団に入りたい理由などを話し出して、

例えば「世界を平和にしたいから」とか言ったとすれば、
「私も確かにそう思う」って言えますよね。

ちょっと極端な例ですが、
価値観や趣向、考え方などが
まったく同じ人なんて
この世に存在しません。

まずは同じ内面を探して、
同じである事を伝えて、
親しくなる。

親近感が湧き、充分な信頼関係が構築されたら、
こちらの意見を受け入れてもらえることも出来るでしょう。

 

今日の「東洋心理脳科学の智慧」は、

「短時間で、打ち明け話をしてもらいたいなら、
相手の内面に共感するため、同じ内面を見つける」
です。

「短時間で親しくなる方法」後編でした。

役立てて頂けたら、嬉しいです。
今日も読んでくれて、ありがとうございます。