やる気が出ない本当の理由【脳科学】で解明

潜在意識・無意識の中で何が起きているかを変換?!する

今回は前回のご要望と同じ
「やる気スイッチを入れる方法」についてなんですが、
今回は、行動レベルより深いレベル、
潜在意識を使う観念レベルでの
「やる気スイッチを入れる方法」をお伝えしたいともいます。

こんにちは、脳科学的に無意識の力を使って人生を解決する方法をお伝えしています。

東洋心理脳科学コーチの松本真宗です。

 

前回、やる気が出ないと言うのは、
単純に、
あんまりやりたくない事をやらなきゃいけないと思った時に
それをやって辛くなっているイメージをしてしまって、
ネガティブな感情がやってきてしまう。

それが、原因だというお話をしました。

なので、
やってるのが辛い状態をイメージをするんじゃなくて、
やり終わった後の嬉しい状態のイメージをして、
やりたくなる感情を湧き起こしてください。
と、お伝えしました。

これが顕在意識による行動レベルでの対処法です。

では、
やる気が出ない状態とは、
潜在意識・無意識の中で何が起きているか?
の、説明をしていきます。

YouTubeで、聞き流すこともできます。
↓↓↓

 

私たちは、母親のお腹に宿った時には、
生物としての本能情報と、
先祖の体験記憶を、遺伝によって受け継いでします。

さらに、
お腹の中からいろんな情報を吸収していきます。

胎教っていうのがありますよね。
お腹の中の赤ちゃんにクラッシック音楽を聞かせると
賢い子が生まれるみたいなやつです。

お腹の中にいた時から、
母親の感じたことや、
お腹の外で起きていることを感じて、
どんどん情報を吸収していくわけです。

そして、
0〜2歳までの脳波はデルタ波が優勢で、
ほぼ熟睡しては覚醒を繰り返す状態。

2〜6歳までの脳波はシータ波が優勢で、
浅い眠りと覚醒を繰り返す状態。

つまり、6歳までは、
入ってきた情報は何の抵抗もなく信じられてしまい、
潜在意識の中に保存されて、
その人にとっての真実となります。

例えば、6歳までに
両親がいつも喧嘩ばかりしていたら、
この世界は争いの絶えないところが真実となり、

両親が仲良くて幸せそうであれば、
この世界は愛に溢れた素晴らしい世界が真実になります。

ましてや、
自分を保護してくれる絶対的存在である両親の言葉は
無条件に正しいものとして信じられますから、

6歳までに両親から、
「お前は良い子だ、何でも出来る、強い子だ」と言われれば、
それを信じて、自信があり能力を発揮できる人間に育ち、

「お前はどうしようもない奴だ、お前にはどうせ何もできない」
なんて言われた日には、
それを信じて、自信がなく能力を発揮しにくい人間に育ってしまいます。

ことわざの「三つ子の魂、百まで」というように、
3歳までに出来上がった人間性は一生変わりにくい
という意味です。

人間の脳は、すごく単純にできていて、
何かを判断する時には、それまでに保存されている情報をもとにして、
未来をイメージして、感情がわき起こり、
それに見合う行動をとるように出来ています。

なので、
もし、幼少期に自分を否定するようなことを
信じてしまっていたなら、

何かをやろうとする時に、
「どうせ自分には出来ない」というような
自分では感じることができないくらいの
微細な感情が、自動的に湧いてくるために、
やる気スイッチが入らなかったりするんです。

決して、親が悪いとか、親のせいにしろとか
言ってるんじゃないんですよ。

脳の仕組みはこうなっています。という話です。

両親は教育の専門家ではありませんので、
子供を目一杯愛していたんですが、
あんまり効果的じゃない教育方針で、
育ててしまうというのは、よくある話です。

些細な不可抗力も、あります。

私の友人の女性は、
バレリーナになることを夢見て、
ニューヨークまで行って、
バレエを学びました。

しかし、
彼女は成長意欲は満載なのに、
いざ体を動かす場面になると
思うように体が動かなかったり、
能力を発揮できなかったそうです。

彼女に対抗催眠をかけて、
幼少期に起きたある出来事を
思い出してもらいました。

どこか良いところに外出する時に
母親にとても良い服を着せてもらったそうです。

その後、
母親は化粧と外出の準備をするのに時間が掛かり、
待ちきれなかった彼女は、外に出て遊び始めました。

外を走り回っていると、
母親が窓から大声で、彼女に、
「運動してはいけません」と怒鳴ったそうです。

普段から活発だった彼女は、すごくショックで、
「運動してはいけないんだ」と信じてしまったそうです。

母親は、彼女の服が汚れないように、
その時は大人しくして欲しかっただけなんですが、
私は運動してはいけない、
運動したら怒られると信じてしまい、
彼女の潜在意識の中に保存されてしまったんです。

こんなの親がどんなに気を付けていても
避けられないですよね。

なので、
彼女は顕在意識では、バレエを極めたいと思い
いざバレエを踊ろうとすると、
気持ちが乗らないという悪循環を繰り返していないんです。

結構厳しい教育方針の父親に、
幼少期に否定されて、
それを信じたりしてしまっていたら、

何かにチャレンジしようとしても、
自分では気づくことが出来ないくらいの
「自分にはどうせ無理だ、できないに決まっている」という思いが
やってきて、やる気スイッチが入らなくなってしまうなんてことは、
よく見受けられます。

観念レベルでの
やる気スイッチが入らない原因は、
自分ではすでに、まったく忘れてしまっている
行動を制限してしまうような思い込みが
潜在意識の奥底にあって、
いまだに、その思い込みを元に脳が活動していることなんです。

観念レベルで考えると
やる気スイッチを入れる方法は、
こういった思い込みを外すことです。

思い込みを外すには、いろんな方法がありますが、
本で読んだり、YouTubeで紹介されているワークを
やって見ても、
効果がある人はごく一部のようですから、

本格的な心理セッションを受けたり、
心理学・脳科学を学んで、
潜在意識・無意識の中を内観する技術を
身につけた方が、早いと思います。

 

今日の「東洋心理脳科学の智慧」は、
「潜在意識の中にある思い込みを外せば外すほど、
本当のあなたの能力を発揮できる」
です。

やる気スイッチを入れる方法、観念レベル編でした。

役立てて頂けたら、嬉しいです。
今日も読んでくれて、ありがとうございます。