諦めグセが簡単に治る方法

「あきらめグセを治すには、どうしたらいいの?」

という質問を頂きました。

 

 

何事もすぐにあきらめてしまう、

何かにつまずくと自分には出来ないだろう、とか、

無理だろうと思ってしまって、

やめておこうと感じてしまうそうなんですね。

 

では、どうしてそうなるのか?

どうしたら、諦めずに続ける事ができるのか?

を、お話ししたいと思います。

 

 

やる気が、すぐに萎えてしまって、

ネガティブな感情が強くなってくる。

っていう状態だと思うんですよね。

 

 

 

どうして、こんな風に感じてしまうのか?

どうして、こんな気持ちになってしまうのか?

 

こうなるのは、

脳の中に備わっている強力な

基本機能があるからなんです。

 

それは、

自分を守ろうとする防衛本能が

働きすぎているからなんです。

 

 

簡単に言えば、失敗して傷つく前に、やめておいたら、

苦痛を味合わなくて済む、

だから、脳は苦痛をさけ自分を守る為に行動を止める為に

ネガティブな感情を沸き起こらせるわけです。

 

 

じゃあ、どうしたらいいのか?

を考える前に、

 

まず、何が起きているのか?を正確にみてみましょう。

脳の中で起きているプロセスを正確に捉えてみましょう。

 

お釈迦さんが言ったとおり、全ての基本は観察です。

しっかり見ることが大切なんです。

 

正しく見て、正しく感じて、正しく聞くことが大切です。

 

 

では、

もし何かに取り組んで、思うように上手くいかなかったとしましょう。

 

その事実を、人間は目で見て、耳で聞いて、肌で感じて、

その情報を電気信号に変換して脳に送ります。

 

すると、脳の中では、その事実に関連する記憶情報と照らし合わせます。

 

これまで、蓄積してきた記憶情報の中には、

どうやら、

あんまり上手くいかなかった過去の出来事の情報が、

たくさん残っています。

 

 

すると、

ここで脳は、過去の情報をもとに

上手くいかない未来のイメージを脳の中で創作してしまいます。

 

脳は、そのイメージを観察して、

「未来に痛みを感じることになる」と予測します。

 

すると痛みを避ける為に、

「自分には出来ない」とか、「自分はダメな人間だ」

という感情を沸き起こらせるという安全装置を発動させ、

あきらめて、安全を確保します。

 

単純に言えば、

過去の失敗体験データを使って、

上手くいかない未来をイメージしてしまい、

ネガティブな感情が湧き起こって、

あきらめてしまうということです。

 

 

成功している未来をイメージできないから、

自分の可能性を信じられないわけです。

 

 

このようなプロセスが脳の中で起きていることを踏まえて考えると、

どうしたらいいのか?

 

 

答えは単純です。

 

上手くいかない望ましくない未来を考えるのをやめて、

上手くいっている望ましい未来をイメージするんです。

 

 

元々それができるかどうかを、考える必要はないんです。

 

なぜかというと、過去にできなかったことが、できるようになる。

これも脳の機能だからです。

 

 

 

思い出してみてください。

スポーツでも、音楽でも、ゲームでも、趣味でも、

繰り返しやっていれば、上手になったんじゃないですか?

 

 

そうそう命の危機があるわけではないですが、

600万年前から続く人類の歴史のほとんどは、

ちょっとした間違いが死に直結していたので、

過剰防衛になっているんです。

 

 

そもそも、

未来を予測する為に使っている過去のデータは、

永い永い人類の進化の歴史の中での経験が、

遺伝によって受け継がれてきたものなのです。

 

だから、こんな安全な社会、そう簡単に死なない社会で、

わざわざ、過去のデータを元に未来を予測する必要はないんです。

 

 

なので、とりあえず、

何か上手くいかなかったり、つまずいたりしたら、

上手くいかない未来をイメージしている自分に気づいて、

まずイメージするのをやめる。

 

やめたら、

今度は上手くいっている未来をイメージするんです。

一人でニタニタ笑ってしまうぐらいに。(^o^)

 

 

望ましい未来をイメージすれば、

嬉しい!楽しい!そうなりたい!! ♪( ´▽`)

っていう感情が湧き起こってきます。

 

そこまで行けば、

もう一度やってみたい

上手くいくまでやりたいという感情が湧き起こって、

あきらめようとは思わなくなるでしょう。

 

 

今日の「東洋心理脳科学の教え」は

 

過去の体験を使って予測するのはやめて

理想の未来から、今何をしているか予測する。

でした。