世界中でポピュリズムの嵐が吹き荒れています。
オバマ大統領は、もうこれ以上、世界中の貧困を見過ごすことはできないと言って、大統領になりました。
トランプ大統領は、もうこれ以上、アメリカ以外のことなんか考えられるかと言って、大統領になりました。
アラブ7カ国の入国禁止令なんて、初めてネットで見たときには、こりゃフェイクのニュースだろうな、って、思ったのは私だけでしょうか?
あまりにも単純で、あまりにも幼くて感情的な決定のように感じました。
でも、これって、反知性主義っていうアメリカ国民の本音なんですよね。
反知性主義っていうのは、知性があって家柄が良いエリートよりも、神の加護を受けた成功者(成り上がり的なお金持ち)を支持したくなるキリスト教的な考え方のことです。
知識人からは人気がなくて、政治経験は無し、だけど、アメリカンドリームをつかんでいる(=神に祝福されている)人物を、支持したくなるんですね。
それにヒラリーさんは、最も信頼し難い知識階級だったから、奇跡的バランスでトランプさんに票が流れた。
多分、ヒラリーさんじゃなければ、トランプ大統領誕生はなかったんじゃないでしょうか。
ですが、アラブ7カ国の入国禁止の大統領も、49%ものアメリカ人が支持しているとか。ちなみに反対は41%。
トランプ大統領=アメリカの本音、なんですね。
だけど、この先、トランプさんを支持したアメリカ国民半数の人たちは、自分たちの願望の投影であるトランプ大統領の政策の行方は、自分の生活を良くするのか悪くするのかハッキリとわかることになります。
世界は繋がっています。
経済でも繋がっていて、飛行機でも船でも、大気、海の、陸地、為替、インターネットで繋がっています。
アメリカがメキシコから工場を奪えば、為替が変動して、ペソが暴落。アメリカは余計に輸出で大損。
メキシコ製の自動車に20%の関税をかけると、その分アメリカが高く自動車を買うことになる。
経済お金の流れ、高いところから低いところへ水が流れていくかのように自然な流れです。
だから、政治が景気をよくできるなんて幻想なんです。
人口が増えていくときは好景気、減るときは不景気。
富裕国から発展途上国にお金は流れていきます。
トランプさんは、それを納得するためのプレゼンテーションをしてくれるでしょう。
トランプ支持者の多くの人は、トランプ大統領のしていることが、おそらく無駄なことだろうとわかってはいるでしょうけれど、トランプさんにわざわざオーダーして演じさせて、「やっぱり無理だったか」と納得したいのです。
アメリカが他の国に配慮しなかったら、今よりもっと苦しいことになることを実感することになるでしょう。
これって、気づくためのプロセスだと思いませんか?
人が生活していく上で、向き合わずに放っておいたら、問題はより大きくなってしまう。
よりわかりやすく、より大きな問題になって帰ってくる。
気づかなければ、気づくまで、何度でも。
世界中のテロを撲滅しようと、弾圧したりしてきましたが、だんだん大きく激しくなって帰ってきてます。
日本の医療でも病気を治すために医療技術を発展させればさせるほど、病人の数と病気の種類は増える。
でも決して、悲観することじゃないと思うんです。
きっと、世界が平和に向かうためにも、皆が健康になるためにも、社会でも家族でも楽しく生きられるために、チャンスがわかりやすくなってやってきてる。
分かち合うことが自分の豊かさを失うように感じるかもしれないけれど、遠回りなようでそれが本当の豊かさをもたらすと思うんです。
ポピュリズムが台頭してきて、鎖国して他国の貧困に見て見ぬ振りをすると、やがて、もっと大きな困難に直面します。
過去の歴史を振り返ると、戦争とか、戦争とか、戦争とか。
愛の反対語は無関心。
自分のためにも相手のためにも放ったらかすのは得策じゃないようです。
それは、親子間でも、夫婦間でも、職場でも、おんなじです。
ありがとうございます。
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